【理系講師おすすめ!】漢文早覚え即答法の勉強法!
こんにちは、農学部生です。
大学4回生もあと残り4カ月5カ月くらいになってきました。いま振り返るといろいろなバイトをしてきました。。。
コンビニ、塾、家庭教師、中古車販売、飲食のホールキッチン、、、、
中でも塾や家庭教師は数あるバイトの中で一番楽しく働けたバイトでした。家庭教師1年間、塾講師3年間勤めてきて、現在は理系講師チームのリーダーとして指導以外の面でも受験生のサポートをさせてもらっています。*1
ずっと中高3年生や浪人生をメインで担当してきて、生徒が伸びる参考書にたくさん出会ってきました。そこで今回は4年目になる塾講師の経験&自分の受験の経験から参考書を紹介したいと思います。
今回紹介したいのは漢文の参考書といえばこれしかないやろってくらい有名な「漢文早覚え即答法」です!
漢文早覚え即答法の紹介をしていく!!
漢文の参考書で一番有名といっても過言ではないんじゃないでしょうか。
早覚え即答法は昔から支持され続けている参考書の一つです。
おすすめしたい人は?
- 古文の基礎を終えていて、漢文の返り点(レ点や一二点)くらいはわかる人
- センター漢文で8割~満点を狙う人
- 漢文の基礎をさくっと習得したい人
おすすめポイント① 10項目の「いがよみ」を覚えるだけで漢文の基礎を固められる!
この参考書の特徴の一つが「いがよみ」です。
いがよみとは、漢字以外の読みのことです。漢文なんて漢字しか出てこないのに漢字以外ってなんだよって思いますよね。
例えば「使」です。これは「~をして~しむ」と読み、「~に~をさせる」と訳します。
漢文では漢字とその前後を含めてどう訳すかを知らないと読み進めることができません。なので、こういった漢字以外の読みを覚えることが大事になってくるんです。
それがたったの10個にまとまっているのは時間のない受験生にとって大変ありがたいです。量が少ないと、途中でくじける心配も少ないです。
10個のいがよみを覚えればマーク式基礎問題集くらいのレベルなら解けちゃうと思います。
おすすめポイント② 読みやすい解説が展開されている
高校で強制的で買わされる古文漢文の参考書は正直めちゃくちゃ読みにくいと思います。国語教師の趣味なんですかねえー。
それに比べ早覚え即答法は1ページに適度な情報量しかなく、解説も学生にとって大変読みやすいです。
文字のフォントも少しポップでGOOD!
固くなりがちな漢文の参考書でここまでつっかからず読める工夫がされているのに感動を覚えるくらいです。これも人気の一つなんでしょうね。
おすすめポイント③ この参考書を制覇して問題演習を積めばセンター漢文は十分いける。
センター試験(来年で終わっちゃいますが、、)の漢文はそこまでレベルが高くなく、しっかり早覚え即答法で知識を入れて、過去問で問題演習すれば8割程度は安定してとれます。
即答法をやり終えた後、東大二次の漢文等に取り組んでいけばセンター漢文満点も結構とれちゃいます。
実際に僕は早覚え即答法をやり終えた後、白文で読む練習をして、センター試験過去問、マーク模試の過去問、東大や一橋の過去問を演習していった結果、センター本番で満点を取れました。
早覚えだけだとさすがにいつも満点というのは厳しいですが、8割は達成できます。
BADポイント① この参考書だけじゃ知識不十分。
残念ながらこの参考書だけだと知識量としては不十分です。
あくまで漢文の基礎を固める参考書ですからこの参考書をやり終えたらアウトプット系の参考書や過去問で問題をこなし、知らない知識は適宜覚えていくとよいです。
早覚えだけでは不安な人は河合塾のステップアップノートをはさむとよいです。
漢文句形ドリルと演習 (河合塾SERIES―ステップアップノート10)
- 作者: 高橋健一,寺田るり子,藤堂光順
- 出版社/メーカー: 河合出版
- 発売日: 2001/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
東大など二次で漢文が出題される大学を受ける人は、基礎固めを十分してセンター試験漢文で8割とれるようになってから、白文(返り点等がない漢字だけの状態)のまま読む練習をしていきましょう。
東大や一橋を受ける受験生は白文のままでも漢文を読める人が多いです。というか大手予備校の東大コース等では白文のまま読むことを叩き込まれるので、このような大学を受ける人は予備校等で難関大向けの漢文を受講するのをおすすめします。
受験生のときは理系の僕でも白文で読めてましたので、文理関係なくやればできます。(今は絶対読めないです笑)
BADポイント② 古文の基礎と高校受験レベルの漢文の知識がないと苦戦することあり。
漢文を始める前に古文の助動詞等の基礎、レ点等高校レベルの漢文の知識は自由に使えるレベルにないとこの参考書をやっても伸び悩む可能性があります。
漢文は読み下しても古文に近しい文章になるので、それを読解できなければ結局点数を取ることはできません。
レ点等高校受験レベルの漢文知識はこの参考書で紹介されていないのでこれも知らないと苦戦します。
まずは高校や予備校で古文をしっかり学んでから早覚え即答法に手を出しましょう。基礎が抜けていると本当に点数が伸びなくなるので、焦らず基礎固めを何度もしてください。毎年基礎をおろそかにして失敗する子をたくさん見てきています。舐めないで。
それから高校受験レベルの知識を忘れてしまった人はこの参考書を一度やって復習するとよいです。
古文漢文がマジでわからん人はプライド捨ててこれやってください。
基礎がないのに難しい参考書をやろうとする受験生はだいたい落ちますから、自分が何もわからないと思ったら素直に基礎の基礎まで立ち返りましょう。
*1:チームリーダーとか書くと有能感出ますが、実際そんなことはないです笑