お前にとって俺はイニシエーションだったんだって言われたんだ
記念すべき第一回の記事です。
子供から大人になる通過儀礼なんて考え方僕にはとてもできないなー。
「初めて好きになったときはずっと続くもんだと思うけど、そんなことないって気づいたときようやく大人になる」
高校生のときにこのセリフに出会ってなければいまだに知らない考え方だったかもしれません。
高校時代から早5,6年経ちましたが、僕は全然「大人」になれてないです。
誰かに好意を持つたびずっと続くものだと考えてしまって、それが違ったと気づくときが来てもしばらくしたらまた元通り。
一生「大人」になれなそうです。
通過儀礼としてとらえられる人は今回だめでも次があるって考えられて、そういう人が「余裕のある人」なんだろうけど、そんな割り切った関係つまらないじゃないかって思うんです。確かにいっちょまえの大人になるには必要だけど、大人になるっていう儀式の一環で片づけるのはなんだか寂しく感じます。
通過儀礼で片づけてしまったら、恋愛以外のことも全部子供から大人になるための通過儀礼にすぎない。そんな考え方つまらない。
でも誰しも経験して、さんざん悩むことになるという面では正しい考え方かも。
結局この本の登場人物のような考え方で納得することはなさそうです笑
浮気をする器用さなんて僕にはないですが、彼らのように遠距離恋愛をしてみればそんなことないのかもしれない、そんな風に思わせてくれる話でした。
また時間があるときに読み返してみたいです。
今は恋愛以外の「通過儀礼」に追われているので。
イニシエーションラブ