20代製薬マンがブログを趣味にするまで

製薬企業で働く元学生がブログを趣味にしていくためのブログです。

製薬の職種別キャラクターはこんな感じ

こんにちわ!

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今週超暑いですねー。

1か月前くらいはちょこちょこ散歩に行ったりしていたんですが、もう車以外で外に出るのは苦しいです笑

 

今日はカフェで朝ごはんを食べて、家でゆっくりできるとっても有意義な午前中を過ごしてます笑

 

今回は製薬会社に入社してみて分かった、職種によるキャラクターの違いを紹介をしていこうと思います。

 

同じ企業の中といえども職種によってキャラが違う

ある程度会社別で雰囲気は決まってくるところがありますが、実は同じ会社の中でも職種によって色が違います。

就活のサイトとかだとMRか研究の情報ばっかで偏りがあるので、これから就活を迎える人は一読してもらえると、自分とそりが合う職種が見つかるかもしれません。

 

今回はそれぞれの職種にどんなキャラクターの人が多いのか紹介していきます!

※あくまで僕の主観です。これに当てはまらない人もいるし、人事の方針で180度変わるときもあると思うので、そこはご了承を!

 

ざっくり職種イメージはこんなん

超主観ですが、ざっくりとこんなイメージです。

 

  • 学歴

研究>開発>MSL、生産、コーポレートそのほか>MR 

※学歴で決められているというよりは、各職種に必要とされる要素を持っているかどうかで採用の可否が決まっているイメージです。

例)MRは営業なのでメンタルや体力、コミュ力が大事等

 

MR>MSL、コーポレート、開発、研究、生産

MRが比較的高い印象があります。理系職はおとなしい人が少し増えますが、コミュ障はほぼいません。自称コミュ障はいますが、そういう人は言うほどコミュ障じゃないですからね笑

 

  • 採用人数(会社や採用年によりけり)

MR>生産>研究、開発、MSL>コーポレート

MRの人員削減が増えているので、今後下がっていくかもしれません。

生産はある程度人数がいないと工場が回らなくなるため、研究等よりも多めに取っている印象があります。

研究と開発は狭き門ですね。

 

  • イメージのしやすさ

研究>そのほか

他業界の人が製薬会社ときいて一番イメージしやすいのが研究のような気がするので研究をあげときました。

就活生の方は業界研究をしっかりしましょう。

 

  • 都会で仕事できる

コーポレート、開発、MSL>MR>研究、生産

コーポレートは本社勤務であることが多く、開発は都心に臨床開発やってる病院が多いので必然的に都会勤務です。

反対に研究所や工場があるのは地方なので、研究職や生産職は地方勤務がほとんどになります。

MRは配属次第です。

 

創薬研究職

おすすめな人

「研究大好き!」

「真面目な人が多い。中には論理的にガシガシ攻めてくる人も。」

「年齢がまばらで博士卒や元大学の教員もいる。」

 

息苦しくなりそうな人

「適当な性格してる。細かい人無理~。」

「自分の研究がそんなに楽しくない。」

 

まずは製薬の花形、創薬研究職。

この職種はとにかく研究熱心な人が多いです。僕が知り合った研究の人たちは少なくとも例外なく研究が好きなんだなという印象が強いです。

就活失敗したから大学院なんていう消極的な院進の人は少なめです。

大学でやっていた研究の話を出すと、すごく興味深々に聞いてくれる人が多いです。

研究しかやっていないのかというとそんなこともなく、結構多趣味な人も多いです。

 

研究をガチでやっているだけあって、出身大学院も旧帝大が多め。ただ、実際地方国立院卒で大手の研究職に行った人もいるので、一概に学歴があればよいというわけでもないです。(大学名でとっているのではなく、製薬企業の欲しい研究分野を専攻しているかどうかが一番大事です。)

 

製薬の中でも一番博士卒の人が多い職種です。(製薬でホットな研究をしている方は博士課程に進んだとしても、ニートの心配は少なそうです。製薬でホットな研究をしていることが大前提ですが。)

 

中には大学の先生をやっていた人とかも新卒で入ってきます。

製薬で研究職になりたい人は、競争相手が結構化け物ぞろいだということを念頭に置いておきましょう。

 

真面目な雰囲気すぎてちょっと僕には向いてないかなと思い、就活時は候補から外してました。笑

 

臨床開発職

おすすめな人

「研究も好きやけど、コミュニケーションを取りながら仕事がしたい」

「大学院来たけど、研究をバリバリやるのはもういいかな」

 

息苦しくなりそうな人

「いろんな人と話すことが苦手」

「研究をやりたい人」

 

臨床開発職はその名の通り、臨床段階の薬の有効性や安全性を医者やCROと協力して検証する仕事です。

自分で手を動かす研究職とひとくくりに「研究開発職」と称されることも多いですが、実際は全然違う仕事です。

自分でピペットを持ったり、有機合成をしたりするのが研究、医療機関や行政、CRO等と協力して治験を進めるのが開発です。

治験は当然医者が被験者に対して薬を処方したり、診断を行います。

製薬の臨床開発は治験のプランニングだとか、データの分析だとかをやっていくイメージです。

この職種は研究と同じでほぼ修士卒以上しかとられません。

研究よりも博士卒は減る一方、開発職も旧帝大や有名私大の研究室を出ている人が多いです。

大学院の名前でとっているわけではないと思いますが、どうしても優秀な人を取ろうとすると学歴が高くなるんでしょうね。

 

また、修士卒の他に、6年生薬学部や獣医学部卒の人もそこそこいます。

ともかく研究か開発に行きたいなら6年間大学に通うしかないですね。

 

ちなみに僕は大学院に行くなら臨床開発職を目指すつもりでした。

比較的コミュ力が必要な開発の方が性にあってると思ってたので笑

※研究も一人でやるわけじゃないので、ある程度必要ですが、臨床の方が他の人と協力して仕事する場面が多いと思います。

 

生産技術職(生産管理職、エンジニアリング職)・品質管理保証職

おすすめな人

「機械系やけど製薬企業に行きたい」

「自分はカチカチの理系じゃなくて文理が適度に入ってると思う」

「大人しめなタイプ」

「研究はもういいや」

 

息苦しくなりそうな人

「研究がしたい、実験がしたい」

「いろんな人と話すのが苦手」

「一人で淡々と仕事したい」

 

 

製薬の中でもあまり語られることがない職種です。

中身としては薬の生産を主に担当します。カプセル製剤の充填作業とかがイメージしやすいでしょうかね。

生産に直接関与する人もいれば、製造原価や国内外のロジスティクスを任される人もいます。会社によっては品質管理・保証が内包されてるところもありますね。

品質管理は実験室で薬の分析を主に行うので、研究をやるのは嫌やけど、知識や経験は生かしたいって人にはオススメです。

 

キャラクターとして、他の理系職より研究色が少なく、大人しい人からコミュ力の塊まで幅広くいます。

超主観ですが、研究のように個人個人が独立してるタイプよりも同期で仲良しな雰囲気があります。

一匹狼タイプは生産より研究の方が向いてるかも。

 

製薬志望かつMRは嫌だけど、ガチガチに研究やってない人や学歴、専攻的に製薬に行けないかもしれない、、という人でも目指せる職種と言えるかもしれません。

 

良くも悪くも研究などに比べ、人材の幅は広く、品質管理以外では大学の研究が仕事に直結することが少ない職種です。

 

MR

おすすめな人

「体育会系、ウェイ系」

「営業やりたい」

「文系だけどヘルスケアに関わりたい」

 

息苦しそうな人

「激しい飲み会苦手」

「医者にペコペコしたくない」

「車運転したくない」

 

他の営業と同じく、体育会系やウェイ系が多く、飲み会も激しいことが多いです。

学生の飲みがそのまま続く感じです。

 

医者という特殊な相手に営業するため、合わない人にはかなりしんどい職種です。だからメンタルを鍛えられてる体育会系が多いんでしょうね。

 

 

 

体育会系であれば学歴が低くてもチャンスはあると言えます。

聞いたことない大学から旧帝大の理系院卒まで本当にいろんな人がいます。

 

 

大人しめの人にはあまりおすすめしません。

 

 

MSL

メディカルサイエンスリエゾン

単体で募集してる会社は少ないかもしれません。会社によって、MRと一括で採用してたり、キャリア採用ばっかだったりします。

 

MRに語感は似てますが、理系である程度研究していた人ばっかで、採用人数が少なめなので、毛色は全然違います。

 

キャラとしては開発に似てると思います。

 

 

ファイナンス・コーポレート等

製薬の場合、採用人数少なめなので一概にこういうキャラとは決めきれないです。

 

 

やってることは経理や総務、人事などどんな会社にもある間接業務です。

採用人数が少ない分、経理をやりたいなら公認会計士をとる、法務なら法科大学院で勉強頑張る等、ある程度専門性を高めてから受けないと、周りに競り負けてしまいます。

 

終わり

なんだかキャラ紹介半分職種紹介半分になっちゃいましたが、大体のイメージは書いたつもりです。

ぜひ参考にしてみてください。