20代製薬マンがブログを趣味にするまで

製薬企業で働く元学生がブログを趣味にしていくためのブログです。

大手企業に入社して分かったメリット・デメリット

 社会の荒波のイラスト

どうもこんにちわ~!

 

社会人になって早くも7月が終わりそうで焦ってます笑

全然成長できている気がしないぞ、、

 

 

今回は大学出て大手に入社した僕が実際に働いてみて感じたことを書きたいとおもいます。

働いたといっても3カ月程度なので、経験していないことばかりですが、これから就活の大学生、大学院生の参考になれば幸いです!

※これはあくまで僕の感覚で書くので、感じ方は人それぞれやと思います。ご了承を。

 

 

大手企業に入ったメリット

・給料、福利厚生がかなり良い

マジで待遇は良いです。製造業の中ならトップレベルだと思います。

コンサルや投資銀行、商社に比べれば低いですが、労働時間で考えたらよい勝負できているんじゃないかなって感じです。

住宅手当等の福利厚生も考えると、かなり楽に生活させてもらってます。

終電までバリバリ働くのは嫌だけど、そこそこの収入が欲しい人にはぴったりです。

※もちろん部署によって事情は異なります。

 

インパクトのある薬に関われる

 不治の病を治す薬の開発に関与できるかもしれないのは、とてもやりがいのあることです。入社してまだ1年もたっていないので、まだそういう瞬間には立ち会ってませんが、会社にいる間に1度は味わってみたい経験ですね。

 

・扱うお金がでかい

大手になればなるほど扱うお金は大きくなります。

新薬メーカーであれば、新薬一つで何十億ものお金が動きます。

自分の懐に入るお金ではないですが、大きなお金を動かして何かやるっていう経験は大手ならではの経験だと思います。

 

コンプラがしっかりしている(ある程度)

 名の知れている会社だけあって、コンプライアンス違反を防ごうという姿勢はすごく感じます。少しでもハラスメントをしようものならすぐ処罰される環境なので、安心して仕事ができます。上司も気にしすぎなくらいです。

会社と研究室のギャップがすごすぎて、うちの教授がいかに昭和的なパワハラ野郎だったか改めて実感しました。笑

教授も少しはコンプラを気にしてほしいですね。笑

※僕の担当教官がそういう人だっただけで、良い先生もたくさんいらっしゃいますよ!

 

・簡単にはつぶれない

大手の強みですね。業績悪化は起こっても、すぐ倒産はありません。ただ、社会的信頼をなくすと簡単に倒れてしまうので、会社を選ぶときは信頼できそうな会社か見極めることが大事です。

近年では化血研のワクチンが問題になりましたね。信頼をなくした化血研は最終的に明治製菓ファルマにワクチン部門を譲渡してKMバイオロジクスという社名になりました。人の命に直接影響する製薬では、不祥事が起こると本当に大変です。

 

・社会的信用が勝手についてくる

入社してすぐ車を購入しましたが、簡単にローンが組めました。そんなん当たり前やろくらいに考えていましたが、しっかり審査が必要だったり、場合によっては組めない人もいるみたいです。(車屋さん談)

お次はデメリット

・急成長はできない

ベンチャーなんかと比べたら任せてもらえる仕事量は多くないですし、最初は雑務もたくさんこなす必要があります。

中にはこれバイトにやらせたらええやん、、くらいの仕事なんかもあります笑

こういう雑務にもいかに真剣に取り組めるかが大事だと思うので、淡々とこなすように心がけてます。

 

・人間関係への配慮が必要

抱えている従業員数が多いため、本当にいろんな人がいます。

優秀な人からなんでこいつ取ったんだレベルの人まで本当に幅広いです。

中には他人の悪口を平気で言う人や女子にだけ優しい人もいるので、その辺の人種ともうまくやっていかなければいけません。

大手じゃなくてもこんなもんかもしれませんが、、

 

・ブロックバスター出せないと終わり

 薬の開発は膨大な費用がかかっているため、ずっと新薬が出せないと赤字を吐き続けることになります。少し前には、製薬業界でリストラの嵐が吹き荒れていましたね。

新薬の特許期間から考えると、基本的には5年周期くらいで次の薬がでなかったらやばい、、っていう時期が来ます。

 

・出世スピードは速くない

 20代で経営側にいくことなんて100%ありません。3年目とかになると大きなプロジェクトを任せてもらえたりするようですが、少なくとも1年目は見習いとして仕事をこなしていきます。

若い頃から経営側としてバリバリ働きたい人は大手受けると後悔します。

 

・思ったより研修制度・資格取得補助が少ない

大手なら人材育成制度も充実しているんだろうなあ!って期待して入社しましたが、、

全くそんなことはなかったです。笑

これは完全に会社によるんでしょうけど、これは身になりそうだぞ!っていう研修は少ないし、高額な受験料がタダになります!とかもないです。

この辺はITや外資の方がありそうですね(偏見) 

 

・グローバル(笑)

これは日系の弱点でしょう。海外に支社はいくつもあるものの、日本には外国人の上司は多くないし、何より課長や部長の世代は英語苦手な人ばっかりです。

上司の書いた英語の文書の添削を行う雑務が回ってくるくらい、上の世代は英弱です。

ただ単語を並べただけ、動詞が一つもない説明文を見て絶句したことが何度かあります。笑

どこの会社もグローバルを歌ってますが、普段の仕事でそれを実感できる会社ってどんくらいあるんでしょうね。

 

・どうしようもなく仕事ができない上司もいる

僕の周りには一人だけそういう人がいます。これはもう反面教師にするしかありません。

仕事ができなくてもすぐクビにならないのが、日系のすごいとこだと思います。

 

・書類回し、会議がまだ多く感じる

昔に比べると減ったみたいですが、新人からするとまだ多いような気がします。

たいていの書類は上司何人かにサインをもらいに行かなきゃいけないし、ちょこちょこ会議はあるし。

いい加減もっと電子サインが普及してほしいものです。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

入社してから日が浅いペーペーが感じたことをまとめてみました。

製薬に興味がある方の参考になれば幸いです!

ではまた~。