製薬業界の歩き方 製薬企業は年収高い!?
最近豆乳に飽きてきました、農学部生です。
前回に引き続き製薬業界を志望する就活生、気になっている新卒の人向けに書いていきたいと思います!
「製薬業界の年収は高い」は本当なのか。
製薬業界はよく年収が高いと言われますがこれは本当なんでしょうか?
僕の感覚では
「高くもないし低くもない」
というイメージです。
AnswersNewsの記事によると製薬企業の上位10社が平均年収1000万円を超えています。
こう聞くとたくさんお金もらえるんだなーと思うかもしれませんが、平均年齢がどの会社も45歳前後なので若いうちから1000万円をこえるというのはなさそうです。
しかも製薬企業はどこも40代でリストラの可能性が高まるので、実際上記の給与水準に到達するまでに自分が会社に残っているかは疑問が残ります。よって製薬業界に入れたからと言ってお金持ちになれるとか、将来安泰だなんてことは全くないと考えています。
当たり前ですが、年収の比較基準をどこにもっていくかにもよります。
日本人全体の平均年収は420万円と言われていて、それに比べたらかなり高く感じますが、この数字にはフリーターやパートタイムの人たちも含まれているので、新卒で就職する私たちにとってあまり比べる意味もないような気がします。
20~30代で1000万をこえるらしい5大商社や広告系、コンサル、外資金融には遠く及ばないですし、他業界のメーカーでも1000万いく会社はあります。
なので僕の個人的な意見としては製薬業界の年収は高くも低くもない、普通です。
日系製薬企業の給与は会社によっても異なるよ!
製薬企業は概して年収が高いと言いますが実は低めなとこもあります。
1000万円をこえているのは上位10社ですが、新卒採用をほぼしていないベンチャーを除くと僕たちが目指せるのは5社です。
大塚製薬だけ括弧したのは、ホールディングス(HD)の年収だからです。
HDとは持ち株会社のことで、ここにはお偉いさんしかいません。部長とか役員とか。
つまり新卒で実際に入るのは大塚製薬HD傘下の大塚製薬です。ややこしいですね、、
HDじゃない方の年収は1000万円をこえていないので年収を決め手に就活する人は要注意です!(詳しくは四季報を見ましょう)
この下に中外製薬や小野薬品、塩野義、大日本住友製薬と続いていきます。
製薬企業は新薬が出るかどうかで100万円前後は平気で年収が上下するので自分がいいなあと思う年収の前後100万程度の会社を狙っていくといいと思います。
一つ覚えていてほしいのは、医療用医薬品*1を主に作っているメーカーは一般用医薬品*2を売っているメーカーに比べて年収が高くなるということです。会社選びの際に頭に入れておくと選びやすいです。
製薬に限らずですが、商品の単価が高いと給与が高くなる傾向にあります。もちろんそれがすべてではないのですが、ざっくり分けるとしたら一番わかりやすい指標だと思います。
農学部的感覚で言うと、製薬は高いけど化粧品やお菓子メーカーは低い。これも売っている商品の単価の高低で考えるとわかりやすい。
今回はここまでにしときます。あまり農学部生の視点を入れられず一般的なことばかり書いてしまったので次回はもっと農学部の学生視点で書いていきたいなと考えています。