20代製薬マンがブログを趣味にするまで

製薬企業で働く元学生がブログを趣味にしていくためのブログです。

2020年卒の農学部生が就活してみたよ。

 

必勝ハチマキで気合を入れるスーツ姿の就活美女

こんにちは、農学部生です。

今回はなんとか就職先を決めた私が就活の体験談を書いていきたいと思います。

今後就活をしていく方々の参考に少しでもなれば幸いです。

 

ではまずは僕が就活をし始めたときのスペックから。

 

  • 偏差値60前後の大学の農学部
  • 生命科学系研究室所属(主にin vitro)
  • GPAは3点台
  • サークルは1つ所属(非体育会系)
  • 塾講師、家庭教師、飲食、中古車販売、コンビニのバイト経験
  • 1年間の留学経験
  • 2週間のボランティア経験
  • TOEIC800点台
  • 普通の運転免許

って感じでした。

留学経験こそあれ、そこまで大した経験はしていないです。

農学部かつ学部卒なので目をひくような大学推薦はなく、研究室のボスはとにかく学生の就職に全く興味なし。。

生物系なので、専攻による有利さもほぼなかったです。(機械系や電電、情報系の人はマジでうらやましい)

幸いコアタイムがない研究室だったので、就活自体は割と自由にやれていました。

就活を始めたのは就活解禁日の3月1日。

大学院進学と就職でずっと悩んでいたこともあり、本格的に始めたのはめっちゃ遅かったです。

また、就活と並行して他大学の研究室訪問や大学院入試の対策も進めていました。

 

次にES通過率について。

インターンES通過 1/1(100%)

大学全体が就活の雰囲気になってきたときになんとなく周りに流されて応募しました。

応募先はNTT系の1 dayインターンです。ES内容としては、

などオーソドックスな質問ばかりでした。とにかくどういう仕事をしているのかピンとこなかったので、とりあえずで応募しました。

 

1 dayインターン会社説明会みたいなもんであまり意味がないと言われますが、半分嘘です。1 dayでも仕事体験をガチガチにやるところもあるのでそういうところを狙っていくと得るものがあります。

ちなみに僕の行ったインターン先は1 dayで仕事体験できて、その後インターン生限定の座談会や早期選考の案内が来てました。業務経験して興味がわかなかったので、早期選考は辞退しました。

1 dayだからといって気を抜かず取り組むと有利な選考に呼ばれるかもです。

 

 

製薬企業ES通過 4/6(67%)

第一志望の業界でした。ESで切られた2社は大手の研究職と臨床開発職です。修士卒がデフォ、博士卒もごろごろいる製薬の研究開発職に学部生は厳しいですね。

研究開発だと修士卒じゃなければ受けることすらできない企業も多いです。ただ研究開発でES通過した製薬も何社かあったので、まったく不可能なわけではないです。

ちなみにMRには1つも出してません。病院でお弁当持って医者を待ち続けるのは僕には無理だと思ったためです。

そもそも理系に来た理由の一つは営業職につきたくないからでしたからね笑

 

製薬は生産系でもほとんど難関大の修士卒であることも多く、やはり学部生が受かるのは厳しいです。

 

高校3年で理転したときから将来は製薬企業で理系職として働きたいと考えていたこともあり、この業界だけはしっかり対策して挑みました。

無理なら大学院で2年間研究して再チャレンジしようと思っていたので、そこまで切羽詰まらずに進められたのが功を奏したのかもしれません。

 

食品企業ES通過 3/3(100%)

周りが食品志望ばかりでそれに流されて僕もCMでよく見るメーカーを受けました。農学部生であることと、留学経験から割かし簡単にESを埋められました。食品業界はどこもグローバル押しの割にそこまで海外志向な志望者が多くはないので海外で働きたい人や留学経験がある人はESが通りやすいような気がします。

実際人気業界なこともあり、ES通過率が何千分の一とか聞きましたがちゃんとES書けば普通に通ります。ただ志望企業の商品が好きだからとか食べるのが好きだからっていう理由で受けると落ちるんじゃないかな。お菓子が好き、パンが好きとかだけならお金稼いで好きなもの食べればいいじゃんと思う、、

職種は文系総合職で受けました。理系総合職でもよかったんですが、学部卒は工場配属になることがほとんどらしく、それは嫌でやめました。

食品企業の工場は夜勤があったり、休日が少なかったりと個人的にデメリットが多かったです。

農学部では割と珍しく、食品企業に全く興味がなかったので、練習がてら出してみたって感じですね。

 

 

広告企業ES通過 1/1(100%)

まっっったく興味のない業界でしたが、スカウトサイトでたまたまスカウトが来たので受けてみました。スカウトされた人はESと一次面接が確定通過でした。

広告は文系学生の割合が多いから数字に強くロジカルな思考ができる理系をもっと採りたいということでスカウトされたようです。

この業界はプライドが高いだけのやつが多くて辟易しました。。

 

 

某私大生「インターン先のメーカーで経営管理の体験したけど、社員の意識低かったからコンサルとか広告で能力高い人と経営を回したいんですよねえ~。 」

 

 

集団面接前にこんなん言ってたからさぞ素晴らしい経験をしているんだろうなと思ってたら、、その人のアピールポイントは古着屋のバイトだけ。。。

 

 

(メーカーの経営戦略の方々をバカにするならベンチャーの1つや2つ自分で起業してから言えよ笑

せめて古着屋の経営に関わってたらいいかもしれんけど、ただの販売のバイトて、、

そんなやつ下北歩きゃ無数にいるぞ。)

 

こんな意識高い系でプライド高いやつとは仕事できないと悟ったので、この業界はそっ閉じしました笑

 

 

日用品企業ES通過 1/1(100%)

大学の企業説明会で興味を持った企業に一社だけ出しました。

志望度が低かったので、あんまり記憶に残ってません、、

動画PRがすごくめんどくさかったような、、、

 

外資系の日用品メーカーも見てましたが、準備不足な僕を外資が採るとはとても思えなかったため見送りました。

 

研究室訪問 4研究科

最後まで大学院と就職で迷っていたため、ある程度研究室訪問もしました。

 

 

他大学院を志望した理由は

からですね。

 

訪問したのは、主に農学、薬学、工学研究科です。

農学は農学部だからとりあえず行ってみた感じ。農学部の中で一番興味のあった有機合成系中心に周りました。

薬学は言わずもがな。核酸医薬やDDS中心です。

工学でもDDS中心に周りました。生命工学なんかだと案外薬に関係した研究室があるんですよね。

 

 

今の大学の研究室で生物系を選んだのはDDSや薬物動態系の研究を院でやるときに少しでも役立つ知識が身に付けばいいなと思ったからです。DDSに興味を持ったのは今後主流になって新薬を作り出せる技術であることと、片岡先生のドラッグキャリア入門を読んだからです。

ドラッグキャリア設計入門 DDSからナノマシンまで

ドラッグキャリア設計入門 DDSからナノマシンまで

 

本来は細胞膜を透過できない分子量の大きな化合物をナノサイズのカプセルで包んで透過させるってのはなかなか面白い考え方だなと思い、第一志望はDDSをやっている研究室に決めました。

 

DDSに関連して核酸医薬や中分子創薬を扱っている研究室にもいくつか訪問しました。今でもDDSの研究室でいつか研究してみたいという憧れは消えていません。

 

 

2つ目の理由としては、今の研究室の教授がなんとも古い考え方の人で、ストレスのたまる毎日であったこと。(今もそれにさらされてます、、)

おまけに今の研究にそこまで面白さを感じていないので、これをもう2年もやるのは勘弁してくれっていう感じでした。

何があってもこの研究室に残るまいと思いながら活動してました笑

実際就活も大学院受験もダメだったらどうなってたんでしょうね、、

今考えると怖いです。

 

研究室訪問を繰り返した結果、研究室の雰囲気と研究内容の両方が自分に合っている研究室を見つけたので、そこを第一志望として勉強を進めていきました。

 

 

受験科目は

が主でした。第一志望の企業から6月に内定をいただけたので、8月の大学院入試は受けずに終わりましたが、ここである程度自分の専門科目の勉強ができたのはよかったです。

受験こそしませんでしたが、受験勉強のために先輩が志望大学院に通う方を紹介してくれたり、研究室訪問で知り合った院生や助教の方にも親身になっていただけて本当に助かりました。

とても感謝しています。

人とのつながりは困ったときに力になってもらえるので、大事にしなきゃいけないですね。

 

さて今回は就活について少し体験談を書かせてもらいました。

就活生に少しでも参考にしてもらえればと思います。今後もう少し具体的な記事も書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。

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