20代製薬マンがブログを趣味にするまで

製薬企業で働く元学生がブログを趣味にしていくためのブログです。

サンタさんって何歳から信じ始めたんだろう/ソクラテスの弁明レビューの2本立て

こんにちわ、今朝起きたらタイトルにある疑問が浮かびました、農学部生です。

 

「サンタクロースを何歳まで信じていたか?」

 

は日常の話題で耳にしますが、

 

「サンタクロースを何歳から信じはじめたか?」

 

はあんまり気にされないような気がします。

少なくとも僕は一度も友達とそういう話をした記憶がありません。

 

サンタクロースはいつから僕たちの信じるところにいるのか

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一体何歳から信じていたんだろう。

そもそもサンタクロースが25日にプレゼントを人知れず置いていくというシステムは誰が教えてくれたんだろうか。

 

親が勝手に始めた?

だとしたら一人でにプレゼントをもらえる機会が増えているのでありがたい笑

 

それとも絵本や幼稚園の行事でそういうものだと教えられるのかしら。

そちらもありそうです。

 

 

僕の記憶だと幼稚園の年長さんのときには幼稚園にサンタ服を着たアンパンマンが来て喜んでいたので、そのときにはもうサンタクロースなる人物を知っていたことになります。

でも幼稚園生のときに朝起きてほしかったプレゼントが置いてあった記憶はないんですよね。。

いつからゲームキューブやらウォークマンが届くようになったんだろう。

謎です。

 

サンタからのプレゼントで喜んでいる記憶は小4くらいからしかありません。つまり僕の記憶だと小4からサンタを信じて手紙を書き始めたことになります。

ただ年齢が上がったことで幼少の記憶が薄れてしまっただけという可能性も否定できないので、結局のところ何歳から信じ始めたかわからないままです。

 

両親に何歳からやっていたか聞けばいいんですが、サンタクロースなる人物を信じ始めるきっかけはプレゼントをくれるようになってからであるとは言い切れないので、本当のところは親に聞いてもよくわかりません。

 

こんなことを考えながら今朝はガーリックライスを作ってました。

 

ソクラテスの弁明を読んだよ

今年4冊目の本は

ソクラテスの弁明」

です。

 

シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明 (角川選書)

シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明 (角川選書)

 

 

僕が読んだのは岸見一郎先生が日本語訳を担当したものです。

高校のときからずっと読みたいと思っていた本だったのにすっかりその気持ちを忘れてしまっていて、偶然図書館で見つけたときに再び読みたいという欲が湧いてきて借りてきました。

 

プラトンの著作の中でもかなり有名な本です。ソクラテス自身も高校倫理で無知の知というインパクトある言葉と結び付けて出てくるので特段哲学に興味がなくても知っている人が多いと思います。

 

僕は理転したこともあって今いる大学だとあまり好きな教科等の趣味趣向が合わない人が多いです。歴史が好き、本が好きな友人を作りづらいのが理系のつらいところです。

 

そんな理系の大学でも、ソクラテス無知の知に関しては名前は聞いたことがあるという人が多いように思えます。

 

 

 

さて今回読んだ本は不当に訴えられ死刑を求刑されたソクラテスアテナイで行われた裁判所で弁明を行う様子を描いたものです。

ソクラテスは自著がないため、ソクラテスの人となりはプラトンソクラテスを慕っていたものたちによって描かれています。

 

岸見先生の訳本ではまず本文がつづられた後に岸見先生の見解を含めた解説が続く構成になってます。

本文ではくどくも思われる言い回しや今ではどうかと思われるような制度の存在があらわになっていて、当時の様子が伝わってくるような雰囲気。

解説では本文で出てきた人や制度に関するものはもちろん、本文を受けた岸見先生の見解も少々つづられています。

 

僕はソクラテスの考え方、特に死は本当に何よりも辛いことなのか、もしかすると最も幸福なことなのではないかというものに新しさを感じました。確かに死刑は最も重刑として存在するけども、死後について知っている人は誰もいないのになぜ重い刑になりうるのか。

 

自分の考え方が改まるのかもと淡い期待をしてこの本を手に取った側面もあったんですが、実際読んでみると自分の考えというよりも今後どういうことを考えて生きていくべきか、自分の幹をどう発展させるか、そんなことを考えさせられている気分になる本でした。

 

ソクラテスの弁明自体すごく読みやすく、内容も理解しやすかったですからこの訳本の解説部分についてはあまりいらないかなと思いましたね。

 

本文で書いてあることを反復しているだけの部分もありましたし、訳者のとらえ方も短い文章の制約の中ではあまり新鮮みのあるものがなく、個人的に読んでいてつまらなく感じる部分もありました。

同じ文章を二度読まされている気分。

多少本を読んだことがあれば本文読むだけで十分読み取れるレベルだと思います。

 

ただ人物や当時の司法制度等説明してくれている部分は非常に親切でした。

ギリシャ特有の似たりよったりに思える人名(僕はそう思わないけど)でアレルギー出ちゃう人には必要なのかもしれません。

 

 

またお金や名誉にばかり気を遣い、自分の魂には気を遣わないのは愚かであるという考え方は、毎日ニュース番組関係者の飯のタネになっている世の政治家に浸透すればよいのにと思いました。

合わせて新橋で出会った、自己啓発本を鞄に入れてるだけのコンサルコンサル言っているような就活生にもぜひ手にとってその考えを改めていただきたいと感じました笑

 

 

次は積んである小説でも読もうかな。