Deep Learning for General(G検定)の受験結果&体験記
こんにちわ、コロナのせいで卒業した感触が全くないままです。
農学部生です。
コロナの影響で大学の卒業式やサークルの追いコンがなくなっていったので、全然卒業した気がしません笑
直近でスーツを着たのが洋服の青山くらいなんですよね、本当はスーツ着て卒業式出て終わった感触を得るはずなんですが、、、笑
来週からはついに社会人スタートです。
引っ越しの準備が終わらなそうでヤバイ。
4月からは農学部生ではなくなるので、ブログのタイトルも変えなきゃ。新しいブログ名が全く思い浮かびませんが、4月中には変えておこうと思います。
センスの良いタイトルをぱっと思いつく人がうらやましい。
JDLAの通称「G検定」を受験していたのでその報告。
さて今回の記事は受験結果報告になります。
3月の14日に実はG検定というものを受験していました。
G検定というのは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するディープラーニングやAIの知識力を試す試験です。
GというのはGeneralの略です。JDLAの試験にはG検定とE検定があり、G検定はビジネス等に活用するときに必要となる知識を問われる試験です。対して、E検定のEはEngineerの略で、実際に機械学習等をさせるエンジニア向けの資格となります。
2、3年前にできたばかりの資格なので認知度は低いですが、AIに興味がある人が勉強の目標がてら受けるにはもってこいの試験だと思います。
僕がこの試験を受けようと思った理由は主に3つあります。
- AIに元々興味があり、アウトプットに最適な試験だと思ったから
- 小学校のプログラミング必修化や世界のITリテラシーの高さを鑑みると、AIの一般的な知識くらいは知っておかないとマズイと思ったから
- JDLAの協賛企業にトヨタ等大手企業が入っており、ただの趣味に終わらない実用性のある資格に今後なっていく可能性があると考えたから
1が一番大きな理由ですね。興味がなければ卒業旅行や飲み会シーズンの3月にわざわざ試験を入れたりしません笑
基本情報技術者試験等も考えたんですが、情報系全体というよりAIに興味があったのでこちらを選びました。
2は僕がうっすら危惧していることで、今後ITやAI知識の水準が上がっていったときに取り残される人がたくさん出てくると思います。自分はそうなりたくないので、今のうちにとりあえずかじっておこうと思いました。
今のおっさん世代には、excelが全く使えない信じられない人がいますが、僕たちもそういう信じられない人にならないようにしておきたいです。
3ですが、この資格がそんなに有用なものになるとは正直思っていません。ただ資格商売にはまって大して意味のない資格を取るのは嫌だったので、どういうところがJDLAのバックにいるのかは調べました。
設立した方は東大でAIを研究してらっしゃる先生で、理事にも大学教授が名を連ねており、トヨタをはじめとした企業が後援に入っているというならまあお金の無駄にはならないかなぁって感じでした。
なぜ忙しい3月に受験したかというと、直近で受けられる日程が3月だったことと、学生料金の間に受けておきたかったからです。
特に受験料は結構大きな違いがあります。学生だと5500円、それ以外は13200円。
学生なら1/2以下のお金で受験できます。これはギリギリ学生である3月中に受かるしかないわって思ったわけです笑
そんなわけで受験したG検定。その結果は、、、?
合格してました!
総受験者数と合格者数から考えると3人中2人の割合で合格してますね。
受験中は勉強不足を感じていたので、もしかしたら落ちたかもなーと思ってましたが、安心しました。
卒業旅行&飲み会で実質1週間くらいしか勉強時間を確保できなかったのがとにかくしんどかったです笑
忙しいシーズンに試験なんて入れるもんじゃないですね、、笑
1週間でなんとか合格したG検定の勉強法!
これからG検定を受けるよーという人向けに僕が実際にやった勉強法を書いておきます!
僕はおそらく必要最低限をやって受かったという感じなので、もっと確実に受かりたい人や知識を完璧にしたい人は、1か月程度前からコツコツ勉強した方がよいと思います。
まずG検定の流れは、
- 試験時間120分
- 自宅受験(パソコン)
- 問題数は90~100程度(飛ばして後から回答しなおすこともできる)
- 範囲はAIの歴史や原理、AI関連の法律、簡単な高校~大学数学
です。自宅で受験する方式なので、わからないところは検索できます。しかし、試験時間に対して問題数が多く、1問1~2分程度で答えていかないと終わりませんので要注意です。
戦略としては、AIの基本知識や計算はしっかり勉強して瞬時に答えられるようにしておき、残った時間で法律や最新事情を調べつつ答える
をおすすめします。
AIの基本的なこと(法則やAIブームの流れ等)は参考書で勉強して、細かな法律や最新のAI技術は最後に回しましょう。
数学が出てくるので人によってはアレルギーを起こすかもしれませんが、そんなに難しい計算は出ないのでご安心を。
出る分野としては図形、行列、ベクトル、微分、偏微分あたりの超初歩的な計算です。
マジで簡単な計算しかないです。数学嫌いの僕ができたんだから大丈夫!
今回僕が使った参考書はこの2冊!
今回僕が使用した参考書はこれ↓
G検定公式テキスト
G検定の公式テキストです。
知識ゼロの僕でもしっかり理解できるくらい初歩から書いてくれているので、非常に読みやすいテキストでした。
初学者向けなので仕方ないのですが、詳しい原理が省かれて名称だけポンポンでてくることがあって、固有名詞を単純暗記するのがしんどく感じました。ネットで調べるとわかりやすく説明してくれている人がいるので、単純暗記が苦手な人は適宜調べて覚えましょう。
後半の章になってくるといろんな言葉が出てくるのでこんがらがります。そういうときは分からなくなったところに戻りつつ読み進めましょう。
最後の章は比較的重要度が高くないので、時間がない人は1周で良いと思います。
3日でさらっと1周。
2日かけて定着が甘いところ中心にもう1周。
という読み方をしてました。
2周した後は辞書のように使ってました。
G検定公式問題集
こちらは公式の問題集です。
G検定テキストの2周目と同時に解き始めました。
最初にすべての問題を一通り解いて間違えた問題には付箋を貼り、2周目は間違えた問題の解きなおしをしました。
1周目解いたときは、公式テキストには載っていなかった知識や考え方が出てくる問題が多く、だいぶ焦りました笑
解説がしっかりしているので、テキストの知識に付け加えていくイメージで取り組むとよいです。
ちなみに僕が受けたときはこの問題集に似た問題はほぼなかったような気がします。
JDLA側がこの問題集へのオーバーフィッティング*1を阻止してきたのかもしれません笑
全体の流れをもう一度書いておくと、
1~3日目 公式テキストをサラっと読む
4~5日目 公式テキスト2週目&公式問題集1周目
6~7日目 公式問題集の解きなおしをしつつ、ノートに覚えづらいものをまとめて覚える
という流れで勉強しました。
まとめノートには第1~第3AIブームの流れや教師あり学習となし学習の分類等をひとまとめにしておきました。
テキストを読んでいると1つ1つのトピックは理解できてもトピック同士のつながりが分かっていないことが多かったので、大枠をまとめるには自分でノート作っちゃう方が早いと思います。
結構気持ち的には焦りましたが、合格はできたのでこのやり方で間違ってないと思います。ただ、余裕があるなら1か月前からやることをおすすめします笑
合格すると名刺に載せる用のロゴと合格者コミュニティへの招待があるみたい
G検定に合格すると後日、合格証とロゴ、コミュニティへのinvitationが届くみたいです。ロゴは名刺に載せられるらしいです。せっかくだし載せとこうかな笑
届いたらまた話題にしたいと思います。
*1:データサンプルに対する精度をあげていった結果、分析したいデータへの適合率が下がってしまうこと